はい!PKです!
米国の投資信託やETFを少しずつ学んできたところで
「米国株って、結局GAFAMに引っ張られて似たり寄ったりの構成な気がする」
「暴落が来たときに、強い商品に投資したい!」と考えたことあると思います!
みなさんは、バリュー株とグロース株を聞いたことがありますか。
バリュー株とは、実際の価値に対して株価が割安なもの
グロース株とは、成長が見込め利益を得られるもの(今だとGAFAMのような企業)
バリュー株は、成熟した企業が多く、比較的に安定した株価を維持し続けています。
グロース株(成長株)は、成長を目指すため景気が良いとき、ぐーんと株価は上がりますが
暴落が起きたとき、同じようにガクッと下がることが特徴です。
今回は、バリュー株多めの米国株ETF「VTV」を紹介します!
参ります!
VTVの基本情報
2023年11月26日現在
正式名称 | バンガード・バリューETF |
運用会社 | バンガード社 |
連動指数 | CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックス |
市場価格 | $142 |
直近の配当利回り | 2.68% |
経費率 | 0.04% |
銘柄数 | 342 |
配当頻度 | 四半期毎(3月 6月 9月 12月) |
名称の通り、バリュー株を中心に投資をする商品です!
GAFAMなどの成長株がないため、配当利回りや市場価格にも影響していますね。
経費率は、0.04%と低コスト!
バンガード社調べによる類似商品のコストは0.90%
その差22.5倍と驚異的な数値!0.90%でも投資信託なら十分低いんですけどね。笑
上位10銘柄
2023年10月31日現在
バークシャー・ハサウェイ Class B | 3.82% |
UnitedHealth Group | 3.04% |
エクソンモービル | 2.60% |
JPモルガン・チェース | 2.48% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.19% |
プロクター・アンド・ギャンブル | 2.17% |
ブロードコム | 2.13% |
メルク・アンド・カンパニー | 1.60% |
シェブロン | 1.59% |
アッヴィ | 1.53% |
バークシャー・ハサウェイは、投資の神様ウォーレン・バフェットが会長兼CEOの会社!
いろいろな業種の子会社を傘下に持つ持株会社なんです!
「プロクター・アンド・ギャンブル」と聞くと耳慣れないですが、生活必需品の「P&G」です!
JPモルガン・チェースに関しては「日本の会社?関係する起業なのか?」って
純粋に思ってましたが「ジョン・ピアポント・モルガン」さんの
名前が由来だと知ったのは結構最近です。笑
「え、ジャパンモルガンじゃないんかい!」って一人ツッコミしました。
業種(セクター)別構成比率
2023年10月31日現在
金融 | 19.10% |
ヘルスケア | 18.00% |
資本財 | 15.00% |
生活必需品 | 10.90% |
テクノロジー | 8.50% |
エネルギー | 8.10% |
公共事業 | 5.90% |
一般消費財 | 5.50% |
通信 | 3.90% |
不動産 | 3.00% |
素材 | 2.10% |
ヘルスケアや生活必需品は、ディフェンシブ株と呼ばれており不景気に強い業種です!
例えば、S&P500に連動している「VOO」の場合
ヘルスケアは13%ぐらいの比率、生活必需品は6%ほどです。
テクノロジーが27%程度を占めており、比率が異なりますね!
VTVに投資するメリット
株価が下落しにくい
経費率が低いのはもちろん、まるっとバリュー株へ投資でき約350銘柄に分散!
そして、ディフェンシブの比率も高いです!配当利回り、2%〜3%であること!
「利回りが少し物足りないか?」と思うかもしれませんが、
株価の下落が起きにくく、安定的に配当が得られる点は大きいです!
VTVに投資するデメリット
キャピタルゲインは狙いにくい
キャピタルゲインは狙いにくいと思います。
2004年1月26日に$50から開始して、現在は$142と3倍近く伸びていますが
グロース株を有する「VOO」は、開始時$100から現在$418まで上昇しています。
バリュー株、ディフェンシブ株があるからと安心できない
「え?PKここにきて、話が違いますやん!」「おたく、安定ゆうてましたやん!」
という声が、たくさん聞こえてきそうです。
あまりに景気が悪いと、さすがのバリュー株と言えど「債権」へ流動します。
「債券ってよく分からないや>_<」という方、債券と株は常に反対の動きをしています!
好景気 | 株◎ | 債券× |
不景気 | 株× | 債券◎ |
ということだけ覚えておいてください!
このとき併せて「ゴールド」の購入をされる方もいます!
「有事の金」と呼ばれており、同時多発テロ・新型コロナ・ウクライナ問題などで上昇します!
これらが理由で「バリュー株は、絶対大丈夫!」とは言えないんですね。
米国投資は、二重課税対象
米国株ETFを紹介するとき必ず説明していますが、必ず関わってくる問題です。
二重課税とは、アメリカで10%の課税がされた後に日本で20.315%の課税を受けます。
例えば、米国ETFに投資しており配当金100ドル(税引前)貰えたとします。
ここから10%米国の課税対象となり90ドルになりました。
その後、日本で20.315%の課税が待っており、90ドルだった配当金が
71.7165ドルに変わって配当金を受け取ります。
※確定申告時、こういった二重課税を調整するため米国に課税された10%のうち
一部または全てを所得税から差し引くことができます。
このことを外国税額控除と呼びます!
さいごに
グロース株があるおかげで年率リターンも高くなります。
「守りばかり高めて、リターンが少ないのも嫌だなあ」とお考えの方
今話題「GAFAM」が入っている投資商品をメインにして、
暴落にも対応できる「VTV」をサブで活用すると、バランスが取れるのかなと思います。
それでは!