新NISAでも大人気の米国高配当ETF「VYM」について、配当利回りなど基本情報を再解説!

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はい!PKです!@pkfiretothunder

今回は、「VYM」について改めて紹介します!

この記事の結論!

「経費率0.06%の低さ・銘柄数450と分散に長けており、景気悪化に耐性のあるディフェンシブ株が構成比率20%超で、配当利回り約3%と総合的に◎だが、1株1.7万からと価格△」

2023年3月から、つみたてNISAで「楽天・VTI」を始め、新NISAも同じものを購入してます。

投資をこれから始めるという方は、以下の投資信託がオススメです!

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米国株ETFは、2023年6月から購入し始めました!

現在は「HDV」「SPYD」「VYM」に投資しており、それぞれ10株ずつ保有しています!

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商品の特徴を知るために1つ1つ記事にしていますが、

「どの商品に投資すればいいか分かんない!」という方にも是非見ていただきたいです!

「結局、お金持ってる人がやることでしょ?」なんて思わないでくださいね。

PKもコツコツと毎月投資していますので、その報告も定期的にできればと思います。

そして「PKにできるなら、私もやろうかな!」というマインドになって欲しいです!

参ります!

VYMの基本情報

2024年3月1日現在

正式名称 バンガード・米国高配当株式ETF
運用会社 バンガード社
株価指数 FTSE High Dividend Yield
経費率 0.06%
銘柄数 450
市場価格 $116
配当利回り 3.79%
配当頻度 年4回(3,6月,9月,12月)
設定日 2006年11月10日
3年トータルリターン 9.44%
5年後トータルリターン 9.59%

VYMの配当利回りは、3%〜4%の間に位置していることが多いです。

また、銘柄数も多いため分散力にも優れています。

上位10銘柄

2024年3月1日現在

ブロードコム 3.59%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 3.55%
エクソンモービル 2.94%
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) 2.70%
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 2.61%
ホーム・デポ 2.49%
メルク 2.16%
アッヴィ 2.05%
シェブロン 1.74%
ウォルマート 1.66%

「聞いたことある!」という企業があるのではないでしょうか。

11位以下には、ペプシやコカ・コーラ、マクドナルドなども名を連ねています!

業種(セクター)別構成比率

2024年1月31日現在

金融 21.60%
生活必需品 12.20%
資本財 12.10%
ヘルスケア 12.00%
エネルギー 9.80%
一般消費財 9.10%
テクノロジー 9.00%
公共事業 6.90%
電気通信 5.00%
素材 2.30%

金融が一番多い比率となっております。

景気敏感の業種である「資本財」や「エネルギー」も上位に位置していますが、

ディフェンシブ株である「ヘルスケア」や「生活必需品」も合計で20%以上と

高い比率を占めているため、バランスが取れているのではないかと思います。

VYMに投資するメリット

経費率の低さ

経費率が低ければ低いほど、長期運用に適しています。

VYMの場合0.06%なので、100万投資した場合の年間手数料は600円ですね。

PK的には、0.2%より低ければ安いという判断です!

3%〜4%の経費率は、十中八九ぼったくりなので投資する前に必ず確認しましょう。

3%の経費率なら、100万投資して年間手数料30,000円ですからね!高い!

数%の差が、将来の保有資産に大きく直結してきます。

リスク分散力がある

450銘柄に分散しており、特筆して構成比率が偏っているわけではないため

暴落した場合でも、銘柄数と業種分散によって暴落時もカバーできるでしょう。

これだけ分散をして3%〜4%は、本当に凄いと思います。

「6%くらいの高配当株1つに集中投資する!」と思う方も中にはいると思います。

しかし、経営不振・暴落によって減配・無配になる場合もあるため注意が必要です。

最近ですと、あおぞら銀行が6%くらいで人気がありましたが第三四半期配当は無配でしたね。

一つの株に頼りっぱなしだと、何か起きた時に気持ちが簡単に折れてしまいます。

そうならないためにも、分散によるリスクの低減は大事と言えるでしょう!

VYMに投資するデメリット

価格

非常に魅力的で「これから高配当株を買っていきたい!」という方にオススメなのですが、

2024年3月3日時点で、1株17,500円くらいです。

なかなか高い上に、ETFはリアルタイムで株価が変動します。

そのため、値動きに慣れないうちは暴落が来ないかソワソワしてしまいますし、

他のことに手がつかなくってしまえば、精神衛生上よくないです。

そのため自分が取れるリスクの範囲の金額なのか、自分と相談しましょう!

「半分に下がってしまうのは嫌!」と思うなら、5,000円くらいの商品から始めてみるなど

自分がどこまでの金額に耐性があるのか知ることも、投資をする上で非常に大切です!

二重課税対象

二重課税とは、アメリカで10%の課税がされた後に日本で20.315%の課税を受けます。

例えば、米国ETFに投資しており配当金100ドル(税引前)貰えたとします。

ここから10%米国の課税対象となり90ドルになりました。

その後、日本で20.315%の課税が待っており、90ドルだった配当金が

71.7165ドルに変わって配当金を受け取ります。

※確定申告時、こういった二重課税を調整するため米国に課税された10%のうち

一部または全てを所得税から差し引くことができます。

このことを外国税額控除と呼びます!

新NISAで運用する場合

成長投資枠として、1,200万円までETFの投資が可能になりました。

ETF」と「投資信託」どちらを購入した方がいいか話題になることが多いですね。

資産をより多く増やしたいなら投資信託

資産効率を最大化するためには、分配金なしの「投資信託」がオススメです。

分配金なしであれば、その分の運用資金が膨らみ複利が複利を生む状況となります。

デメリットとしては、売却をしない限り日々の生活が潤わないことです。

今ではなく10年・20年後に向けた資産形成をしたいなら「投資信託」が良いでしょう!

 

*ETFなど分配金受取型で再投資する場合(一度、証券口座や銀行口座に移ったもの)は、

NISA枠を消費してしまうため相性がよくないです。

今の暮らしを豊かにしたいならETF

未来ではなく現在をサポートしてほしいという場合は、ETFがオススメです。

先述の通り、資産効率の最大化を目指すには「投資信託」が適正ですが、

増えていく資産を売却することに、ストレスを感じる人もいると思います。

配当利回り3%と仮定して、1,200万まで枠いっぱいVYMに投資した場合

年間36万円(月ベース3万円)の分配金を得ることができます!

さいごに

VYMは、価格こそ高いものの経費率の低さ・銘柄数の多さが魅力的です!

初めの1歩としては、少し勇気がいるかもしれませんね。

2万近くも払えないという方は、リスク許容度を超えているため

1株6,000円から買える「SPYD」というETFもオススメです。

株価の値動きを知って、少しずつリスク許容度が鍛えられた頃に

VYMを購入するという順序が良いかもしれませんね!

なんにしても、0を1にすることが非常に大切だと思います。(習うより慣れろ!)

 

また資産形成は、人の数だけ考え方があるため正解はありません。

「SPYD」「HDV」「VYM」を10株ずつ保有していますが、すべて特定口座です。

PKの投資戦略は「楽天・VTIで1,800万円のNISA枠を埋める」ですが、

あくまでも現在の考えであるため、時が経てば変化すると思います。

また「楽天・VTI」よりも「SBI・VTI」の方が信託報酬が低いため、

これから全米株式へ投資を始める人は「SBI・VTI」の方が良いです。

信託報酬(手数料)
楽天・VTI 0.1620%
SBI・VTI 0.0938%

隠れコストを含めると、どちらも0.02%ほど上乗せされると思います。

*「SBI・VTI」は、楽天証券では販売されておりません(2024年3月3日現在)

移管させるほどの差ではないと、考えているため「楽天・VTI」を継続しています。

 

 

 

 

 

出典:Bloomberg

出典:Vanguard

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